響け!ユーフォニアム3 第十一回
選ぶべき道。
無事全国への出場を果たし、どうなろうともあと一か月で、久美子ちゃんたち3年生の部活は終わりを迎えることが決まりました。と、同時に最後のオーディションも。
真由ちゃんはやはりまた、久美子ちゃんに回答を迫ってきた。もうさすがに侮辱しているだけだと、奏ちゃんも… ただ、彼女の言葉を聞いて、久美子ちゃんは違う考えに至っていました。
真由ちゃんのそれをわがままなだとしたら、自分の思いもまた、わがままでしかなく、どこにも彼女を否定する理由なんてないんだと。
真由ちゃんの真意がなんなんだろう、と、見ていてわからなかったけれど、そもそも彼女の真意は最初からあのままであって、ただ「楽しく合奏したい」それだけだったんだろう。でも久美子ちゃんのをわがままだとしちゃうとなぁ、あの目標は久美子ちゃんの目標でもあり、部の目標・スタイルでもあったのだから、一概には一緒とも捉えきれなくて、受け入れがたい。部の方針に準ずることができなければ、あの時点で彼女は去るべきだったんじゃないか、って思ってしまう… 誰かを、自分をも苦しめてまで続ける理由はあるんだろうか。
久美子ちゃんの進路の話は若干?進展していました。鎧塚先輩の定期公演を聴いて、彼女に何気なく自分が音大に行くとしたらどう思う?と訊いた。すると彼女は、
「なんとも思わない。そんな姿想像できない。」
と。一言目は彼女らしいなと思ったけれど、二言目は久美子ちゃんを理解しようと思っての言葉だったので意外でした。想像できないってのはもうこれこそそのままでw 鎧塚先輩は想像できない、っていうか、想像すらしてなかった。もうそれ以上はなかった。久美子ちゃんは他人からの意見を突きつけられた形になり、うっすら迷っていた気持ちに一つ、区切りをつけることができました。他の先輩たちが何も言わなかったのも、あの時期に迷っている時点でもうその選択はない、ってことだったんかな。。
そのことに悲しみを隠しきれていなかった麗奈ちゃん。
「じゃあ、久美子とも終わりにする。」
麗奈ちゃんは久美子ちゃんとの友情、今の関係性は「音楽」があったから築けているものと考えていました。その音楽がなくなってしまえば、もう離れていくものだと。麗奈ちゃんらしさでいっぱいな考え方。潔いw
もちろん久美子ちゃんはそんなことない、ってちゃんと返してくれました。麗奈は特別であって、変わらないんだと。
高校生での決断ってなかなかその後の人生を左右することは大きい。もちろんそのときの選択で未来が狭まる、潰えるとは限らない。ただ、いろんな制約が世の中にはあって、取り返せないこともあるのは事実。だからこそ納得いくまで悩むのが最善と思います。とことん悩んで決まらなかったら、ってのは、とことん悩んだ後に考えるしかない。種まき、っていうみどりちゃんの考え方、とても素敵でした。
次回はいよいよオーディションで、残りもう2話。最後の最後まで真由ちゃんのスタンスが変わっていないのが本当に不気味というか不安でしかありません。どうなろうとも、なるようにしかならないのはわかっているし、何が最善かなんてもう…
ただただ、彼女たちが心の底から笑って、心からの笑顔の、最後であってほしいと願うばかりです。
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無事全国への出場を果たし、どうなろうともあと一か月で、久美子ちゃんたち3年生の部活は終わりを迎えることが決まりました。と、同時に最後のオーディションも。
真由ちゃんはやはりまた、久美子ちゃんに回答を迫ってきた。もうさすがに侮辱しているだけだと、奏ちゃんも… ただ、彼女の言葉を聞いて、久美子ちゃんは違う考えに至っていました。
真由ちゃんのそれをわがままなだとしたら、自分の思いもまた、わがままでしかなく、どこにも彼女を否定する理由なんてないんだと。
真由ちゃんの真意がなんなんだろう、と、見ていてわからなかったけれど、そもそも彼女の真意は最初からあのままであって、ただ「楽しく合奏したい」それだけだったんだろう。でも久美子ちゃんのをわがままだとしちゃうとなぁ、あの目標は久美子ちゃんの目標でもあり、部の目標・スタイルでもあったのだから、一概には一緒とも捉えきれなくて、受け入れがたい。部の方針に準ずることができなければ、あの時点で彼女は去るべきだったんじゃないか、って思ってしまう… 誰かを、自分をも苦しめてまで続ける理由はあるんだろうか。
久美子ちゃんの進路の話は若干?進展していました。鎧塚先輩の定期公演を聴いて、彼女に何気なく自分が音大に行くとしたらどう思う?と訊いた。すると彼女は、
「なんとも思わない。そんな姿想像できない。」
と。一言目は彼女らしいなと思ったけれど、二言目は久美子ちゃんを理解しようと思っての言葉だったので意外でした。想像できないってのはもうこれこそそのままでw 鎧塚先輩は想像できない、っていうか、想像すらしてなかった。もうそれ以上はなかった。久美子ちゃんは他人からの意見を突きつけられた形になり、うっすら迷っていた気持ちに一つ、区切りをつけることができました。他の先輩たちが何も言わなかったのも、あの時期に迷っている時点でもうその選択はない、ってことだったんかな。。
そのことに悲しみを隠しきれていなかった麗奈ちゃん。
「じゃあ、久美子とも終わりにする。」
麗奈ちゃんは久美子ちゃんとの友情、今の関係性は「音楽」があったから築けているものと考えていました。その音楽がなくなってしまえば、もう離れていくものだと。麗奈ちゃんらしさでいっぱいな考え方。潔いw
もちろん久美子ちゃんはそんなことない、ってちゃんと返してくれました。麗奈は特別であって、変わらないんだと。
高校生での決断ってなかなかその後の人生を左右することは大きい。もちろんそのときの選択で未来が狭まる、潰えるとは限らない。ただ、いろんな制約が世の中にはあって、取り返せないこともあるのは事実。だからこそ納得いくまで悩むのが最善と思います。とことん悩んで決まらなかったら、ってのは、とことん悩んだ後に考えるしかない。種まき、っていうみどりちゃんの考え方、とても素敵でした。
次回はいよいよオーディションで、残りもう2話。最後の最後まで真由ちゃんのスタンスが変わっていないのが本当に不気味というか不安でしかありません。どうなろうとも、なるようにしかならないのはわかっているし、何が最善かなんてもう…
ただただ、彼女たちが心の底から笑って、心からの笑顔の、最後であってほしいと願うばかりです。
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