ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第5話

信頼。


こんなにも言葉が心に響いてきたアニメーションは久しぶりでした。一言ひとこと。本当にどの言葉も、美しく透き通って入ってきて、音そのものが美しく響いてきました。

 手紙という形でありながら、どの人物たちの「言葉」がこんなにも重みを感じることは、もうどうやって作られているんだろうと、何か従来の作り方と大きく異るところが本当はあるのでは?と、感じるほどでした。

 中でも何よりも美しかったのは中島愛さんの声、音、演技でした。これほどまでに戻ってきて嬉しかったことはありません。これからももっともっと彼女を見ていきたいです。きっとまだまだ、心に残る作品を担ってくれると信じています。


 ヴァイオレットのあの考えがなければ、きっと二人は結ばれなかったものと思います。公開ラブレターという風習?もとてもユニークで、その1つひとつの手紙に2国の国民たちが一喜一憂している様は、非常に温かく、皆が心から二人の幸せを願っていることが伺えました。これがあるべき王と、国民なんだろうな。支え合わなければ国は成り立たない。

 そして式当日の、シャルロッテとアルベルタとのシーンはどうしたって泣いてしまいます(^_^;) 最後の最後でアルベルタの瞳が潤んでいたところで、彼女もすべてを感じ取ったことが伺えました。紛れもなく母親の瞳でした。

 信頼の築き上げ方。決して長いとはいえない二人が共有してきた時間から、その度合は決して時間ではないことが明白でした。唯一無二であり、互いが互いをかけがえのない存在だと想いあっているからこそ、そこに信頼が生まれる。それは必ずしや、距離をも超える。どんなに離れていても。

 ヴァイオレットが最後に見せた笑顔もまた、心からの祝福を願う優しい笑顔でした。素晴らしいお話でした。


 ラストでは少し過去が戻りそうな終わり方。もう彼女をあの世界に引き戻してくほしくないのだけれど。。繰り返しが始まろうとしているんだろうか・・・







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