クズの本懐 第九話
「どうしてひとりじゃ生きられないんだろう・・・」
失恋してしまった花火ちゃんの下へ、えっちゃん再来。旅行へと誘ってくれて、花火ちゃんは同意しました。
あの日の夜、麦くんからはたった一言「ごめんね」というメッセージだけが届いて、それ以降連絡は取っていない。彼の告白がうまくいったとは到底考えられない。もしあの日受け入れられたとしても、それは単に彼女の暇つぶし程度な感情でしかない。そして麦君もそれをわかっていての行動。誑かせたい人と、誑かしてもらいたい人が噛み合っただけのこと。もちろんそれを花火ちゃんは許せませんでした。許せなかったけど一体自分はどの立場で彼に接すればいいのか。わからなくなっていました。
そんな中での旅行。えっちゃんと二人っきり、、、と、思いきやこっそり彼女の従兄弟、篤也君が別荘に先回り!? 結局3人で過ごすことに。
篤也君の行動力はなかなかなもので、なんかやっぱえっちゃんに似てるところが見えた感じでした。そこで彼は華火ちゃんに釘を差し、なんとかえっちゃんに、自分に振り向いてもらおうと頑張っていました。
最初からえっちゃんは決めていた。彼女が振り向いてくれないこと。ずっと引きずっていただけだってこと。だからえっちゃんははっきりと彼女に別れを伝えました。
でも花火ちゃんは離さなかった。
花火ちゃんは彼女を受け入れることはしなくても、彼女を一人にはできませんでした。ずっとずっと心を閉ざしたままの彼女を、そのままにはできませんでした。えっちゃんの言うとおり、その好意、行為はとても残酷に見えました。でも信じてみようと、互いに思ったのなら、それは前進といって言い行為だったんだろうな・・・。お互いの気持ちをさらけ出して、全部見せて、その上でわかりあう。彼女たちはその未来を信じることにしました。
この先二人がどのような関係性になっていくのかは少しまだ見えなかったけれど、少なくともこれまで以上に、二人は信じ合うことができていそうには見えました。
花火ちゃんは少しずつこれまでの自分とは違う自分を見つけ出し、歩きだしてはいまいした。
が、麦君は未だに囚われたまま。
彼の未来こそが、本懐ということだろうか・・・
失恋してしまった花火ちゃんの下へ、えっちゃん再来。旅行へと誘ってくれて、花火ちゃんは同意しました。
あの日の夜、麦くんからはたった一言「ごめんね」というメッセージだけが届いて、それ以降連絡は取っていない。彼の告白がうまくいったとは到底考えられない。もしあの日受け入れられたとしても、それは単に彼女の暇つぶし程度な感情でしかない。そして麦君もそれをわかっていての行動。誑かせたい人と、誑かしてもらいたい人が噛み合っただけのこと。もちろんそれを花火ちゃんは許せませんでした。許せなかったけど一体自分はどの立場で彼に接すればいいのか。わからなくなっていました。
そんな中での旅行。えっちゃんと二人っきり、、、と、思いきやこっそり彼女の従兄弟、篤也君が別荘に先回り!? 結局3人で過ごすことに。
篤也君の行動力はなかなかなもので、なんかやっぱえっちゃんに似てるところが見えた感じでした。そこで彼は華火ちゃんに釘を差し、なんとかえっちゃんに、自分に振り向いてもらおうと頑張っていました。
最初からえっちゃんは決めていた。彼女が振り向いてくれないこと。ずっと引きずっていただけだってこと。だからえっちゃんははっきりと彼女に別れを伝えました。
でも花火ちゃんは離さなかった。
花火ちゃんは彼女を受け入れることはしなくても、彼女を一人にはできませんでした。ずっとずっと心を閉ざしたままの彼女を、そのままにはできませんでした。えっちゃんの言うとおり、その好意、行為はとても残酷に見えました。でも信じてみようと、互いに思ったのなら、それは前進といって言い行為だったんだろうな・・・。お互いの気持ちをさらけ出して、全部見せて、その上でわかりあう。彼女たちはその未来を信じることにしました。
この先二人がどのような関係性になっていくのかは少しまだ見えなかったけれど、少なくともこれまで以上に、二人は信じ合うことができていそうには見えました。
花火ちゃんは少しずつこれまでの自分とは違う自分を見つけ出し、歩きだしてはいまいした。
が、麦君は未だに囚われたまま。
彼の未来こそが、本懐ということだろうか・・・
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