クズの本懐 第四話

「別に斎藤君には何の興味もなかったのだけれど。」


 そんなに意識はしていませんでした。むしろ自然と思い込んでいただけでした。だって豊崎さんが演じる、あれほどまでに清楚なキャラ。誰だってすっと勝手にキャラ作り上げてしまって当然だって思います。絶対いい人だって。でもこうなってしまったらもう、この作品に出てくるすべてのキャラがクズなんじゃないかって思えてくる・・・

 なんとなくはぐらかされた前回、実は全然なんとなくじゃなくて、すべてが計算の上。茜先生は全部わかっていた上での行動でした。


 もう根底がくずれていったし、もっといえば本筋は一体どこにあるのだと、見失いました。四方八方に散らばっていて、どう進んでいくのか全くわからなくなって。思っていた以上に惹き込まれていました(^_^;) 鐘井先生だけが良心なのか(ちょっとマザコンな気はちらついていたけど)


 花火ちゃんは鐘井先生がアイツに告白する場面を見せられ、その直後に現れたえっちゃんに一時とは委ねてしまった。己の影が現れてしまうほどに、その行動は誰も何も救いも許しもない行為だということを知っていたのに。他人の好意をただただその場しのぎに利用していたということ。わかっていた上で委ねて、一時を、満たしていた。

 自分を嫌いになり続けるとしても、それでも彼女は鐘井先生のことを諦められなかったんだろうか。まだ茜先生にタイマン張って、さらに打ちのめされたところで今回は終わりでした。

 茜先生の本性は、できればもう一生知りたくなかったと思えるほどの衝撃でした。勝手に想像していただけに、その裏切りは大きく、どこに向けていいのかわからない衝動が走りました。作品そのものの存在感がハンパないのはわかっているけど、この作品はアニメーションになって昇華した作品に思いました。まだ4話だけどもう確信できるほど。


 どうにもう収集つかない関係図ができあがってるけど、ほんとどうするんだろ。。





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