ハピネスチャージプリキュア! 最終話

すべては愛のために。



 1年に渡って描かれたハピネスチャージプリキュア。込められていたメッセージは
一貫して「愛」そのものでした。

 愛の大きさや形。在り方や生まれ方、途絶え方、消え方。繋がり方。多くの面で愛を見つめ描かれてきました。そこには嬉しさや楽しさに加え、勇気、優しさ、希望が加えられてもいた。並行して愛の強さと弱さ。儚さ、そして永遠であるべきなのかも戦いの中で考えがめぐり、発信できていたと思います。


 レッドが求めていたのは「永遠の愛」けれど永遠なんてものは正直、この世には存
在しえないという考え。それは、その「永遠」は、「『今』が続き続ける」という永遠であって、めぐみちゃんのいう「永遠」とは異なりました。

愛は伝わって、集まって繋がっていく。その先で生まれ続ける。

 それがめぐみちゃんの思う「永遠の愛」。

 失われてしまうことは避けられない。かといってそれを恐れていては、一切の歩
みが止まってしまう。レッドはラブリーの愛に、心動かされ、自らもう一度歩き出すことを決めました。
 そんな彼を手助けするためブルーも地球を離れることに。
 二人が兄弟だったという事実は、もうちょっと前に公表されていてもよかったようには思いましたので、別段驚くところではありませんでした(^_^;)



 人と人との出会い。それはおおよそが「偶然」であって「偶々」ってときが多く
感じる。でもふと、ちょっと経って振り返ってみれば、それはもしかすると「必
然」の何物でもなかったのではないか、とも思える。「振り返ってみなければ」それは誰にもわからないこと。誰かの「意思」が働いていないと感じる事象、それが偶然であって、だれかの「意思」が或いは「想い」がもしかすると働いていたのではないかと思える事象、それが「必然」。必然にはどうしても運命を感じるし、生きて意味も、そこには通じるんだろうな。


 ラスト2話当たりから流れていたBGMが本当に壮大で暖かくて、ちょっとその音楽にはナディアのエンディングを思い出したりもしていました(^_^;) 

 ターゲット層に対して、作品メッセージがちょっと大人びたように映ったプリキュアでしたが、恋愛だけれではない、もっと大きく多くの愛を描けていたんじゃないかなって思いました。最後まで見ることできて良かったです。

 そして間髪入れず、余韻も振り返りもなく突き進むのがこのシリーズの特徴(^_^;) 次週からの新しいプリキュアも楽しみです。アイーダ様ってところは極めて重要なところなので、きっとよほどのことがない限りまた一年、見ていくことになると思います(^^)




ハピネスチャージプリキュア! ボーカルベスト
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2015-01-14
アニメソング


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この記事へのコメント

J-YUN
2015年01月31日 22:43
愛とは何かを1年通して描き切りましたね。自分としては愛のいい部分だけでなくそれゆえの悲劇や憎しみといった負の部分もきちんと描写されていたことでそれにどう立ち向かうのか?が見所だったと思います。今回の主人公めぐみは第一印象は中の人も同じ名前だなでした。蓋を開ければ愛の名を冠するプリキュアとは思えない荒々しいさ溢れる女子力(物理)全開キャラでした。フォーエバーラブリーがまさにその集大成でした。次回のプリンセスプリキュアですがその主人公がすでに某Gのつくアニメですでにプリンセスでしたね(笑)。新たな物語楽しみです、特にEDが。
2015年02月01日 11:04
メッセージ性の強い、素敵な作品に昇華できていましたね。まめぐの歌をもっと聞きたいです・・・
新作もなかなか見どころありそうで楽しみですね。どんどん豪華になってる感じはします(^^)

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