氷菓 #16「最後の標的」
見つけられない犯人。続けられるその犯行には、その行為そのものに意味がある?
怪盗「十文字」次に狙うは「く」なはずなのになぜか「け」の軽音部に。
わらしべプロトコルと、多少、いや、大いにあり余っていた時間を用いて、奉太郎は疑問点の整理を始めた。最初里志が、少し強い剣幕で彼に詰め寄った場面には、焦りがひしひしと感じられました。自身の考えでは、千人以上いる容疑者候補から犯人を推理することは不可能と捉えていたから。だから彼は現場確保のみに絞っていました。
実際奉太郎はまだ犯人特定、その範囲もまだ未特定な状況で、純粋に腑に落ちない点を整理したく、里志を外へ連れ出しただけ。
いっつも瞳キラキラなちーちゃんでしたが、「卑猥な」というフレーズで見たことないくらい、あれが目が点って感じの表情になっていたのが面白かったです。
奉太郎が洗いだした点で、重要視していたのは、「け」が先にきた点。それと姉が持ってきた同人漫画「夕べには骸に」そのあとがき。そこに来年、つまり今行われている文化祭では次回作を用意していると書かれていた。けれど今年その次回作は作品名の漫画は発行されていない。けれどまるでその代わりに、今起きている事件が重なって見える。奉太郎の推理はまさにまだ、憶測の域を出ていないものではありました。けれどこれは偶然、と捉えるには少し違和感のある事態。里志もそう、感じたのかな。「期待しているよ」という言葉を発しながら、彼の目はそうは語ってはいなかった。成し得ないと思っていたことを、達成してしまう、いや、何の疑問も抱かずに臨もうとしている彼の態度に、その目は強く刺さっていたように思います。
違和感を感じたのなら、そこには意味があると考えを変えるのが鉄則かな。
いよいよこのお話も次でおしまいかな。「け」は別に先にきたわけじゃなくて、予定通りだったんだろうか。その順番は確実に意味があるのだとすると、一体どんな・・・
怪盗「十文字」次に狙うは「く」なはずなのになぜか「け」の軽音部に。
わらしべプロトコルと、多少、いや、大いにあり余っていた時間を用いて、奉太郎は疑問点の整理を始めた。最初里志が、少し強い剣幕で彼に詰め寄った場面には、焦りがひしひしと感じられました。自身の考えでは、千人以上いる容疑者候補から犯人を推理することは不可能と捉えていたから。だから彼は現場確保のみに絞っていました。
実際奉太郎はまだ犯人特定、その範囲もまだ未特定な状況で、純粋に腑に落ちない点を整理したく、里志を外へ連れ出しただけ。
いっつも瞳キラキラなちーちゃんでしたが、「卑猥な」というフレーズで見たことないくらい、あれが目が点って感じの表情になっていたのが面白かったです。
奉太郎が洗いだした点で、重要視していたのは、「け」が先にきた点。それと姉が持ってきた同人漫画「夕べには骸に」そのあとがき。そこに来年、つまり今行われている文化祭では次回作を用意していると書かれていた。けれど今年その次回作は作品名の漫画は発行されていない。けれどまるでその代わりに、今起きている事件が重なって見える。奉太郎の推理はまさにまだ、憶測の域を出ていないものではありました。けれどこれは偶然、と捉えるには少し違和感のある事態。里志もそう、感じたのかな。「期待しているよ」という言葉を発しながら、彼の目はそうは語ってはいなかった。成し得ないと思っていたことを、達成してしまう、いや、何の疑問も抱かずに臨もうとしている彼の態度に、その目は強く刺さっていたように思います。
違和感を感じたのなら、そこには意味があると考えを変えるのが鉄則かな。
いよいよこのお話も次でおしまいかな。「け」は別に先にきたわけじゃなくて、予定通りだったんだろうか。その順番は確実に意味があるのだとすると、一体どんな・・・
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