学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第9話

「責任、取ってくれるね。」


 救助された麗ちゃんたちと離れ離れになってしまった孝君と冴子さん。バイクは失ってしまったんで、次なる乗り物を見つけて移動開始。あんな車、近所に売っている店はかつて見たことはないのだけれど、ちゃんと探していないだけで、きっとどこの街にもあるんだ。。。それかあの街が何らかの特殊な街か・・・


 水陸両用を活かしたその車で一気に川へ飛び込み中州へ。そこで一時休憩となりました。川へ入った際、冴子さんの体は水浸しとなったおかげで、すぐに着替えてくれて、そのタンクトップがまた大変素晴しく、孝君に感謝。

 その後公園で<奴ら>を引きつけつつ、沙耶ちゃんの家へ向かう算段を付けた二人。冴子さんの魅せるアクションが、いつもながら華麗で美しく強く堪能できました。やはり沢城さんの演技力はずば抜けています。すべてができる方です(^.^)

 ここまでの段階まで、キャラクターの魅力を十分描ききってくれていただけに、冴子さんの過去話は違和感なく聞けました。
 そのキャラに興味を持てる、というのが大前提だけれど、せっかく魅力を感じ始めていたのに、この演出では、、という時も最近とても多いので、今回の流れはとても効果的だったと思います。キャラの魅力が分かる前に過去話やられても、つまらないだけなんで。。

 その過去、彼女の本質、本性は、それはそれでまた衝撃的でした。その圧倒的な力を持って「敵」を打ち倒す行為そのものに快楽を得ていた冴子さん。それはこの異常事態に入る前から持っていた本性。けれどそれはそれで、ならここまでの彼女の驚異的な能力の原点んがここだったんだ、と、割と素直に納得してしまった(^_^;)

 そんな彼女の告白に孝君は、それ以上彼女が自身を否定するところを見たくはなかったのか。自分なら、彼女を肯定し続けることができると思ったからか。彼女をそっと抱き寄せました。
 そして翌朝。彼は言葉で彼女に「生き抜く」未来を知ってもらうため叫んだ。出来うる限り、彼女の欲する物を与える者として、彼は彼女に切願しました。それはどういう感情だったのか。つまりそれは互いが互いの名前を呼び捨てにしていたところから、察すればよいのだろうな。
 冴子さんの「濡れる!!」は、永久保存しておきたいと思いました。この作品ここまで見てきて心底良かったと、ここで確信した次第ですw


 その後無事二人は麗ちゃんたちと合流して今回はおしまい。
 最後の「もちろん、僕が生きるために。」という言葉が、かなり引っかかったなぁ。孝君って・・・

 次は屋敷の中でのお話。かなり安全地帯に見えたけどそうではなかったのか・・・。それとも高城家に以前から何か問題あったのかな。



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