NARUTO -ナルト- 疾風伝 第395話

英雄。


 ナルトは自分の意思を長門へ伝え、そして長門の意思を変えることとなりました。ナルトが信じてきたことと、これから信じていくことを知り、長門もまた、信じてみようとという意思へと変わった。
 それはまさに二人の師である自来也の魂が、導いた奇蹟。


 前回、ナルトが話してくれた未来を、長門は信じようと決意してくれて、彼は最期の力で自らが危めた木の葉の里のみんなを死から蘇らせてくれた。それはまさに外道。輪廻眼を持つ、彼の最大の忍法でした。あれほどの人々を救ったがため、自らは命を落としてしまう・・・。なんという最期・・・。

 彼は最期の一瞬まで、ナルトに「現実」を伝えようとしてくれました。

 死を受け入れること。
 死からはどう言いつくろうとしても、
 痛みと憎しみしか生まないということ。
 死に意味を見出そうとすることの無意味さ。
 それらを内包する大いなる過ちが戦争であるということ。

 それでも立ち向かうというナルトを、長門は信じ、夢を託しました。
 そう、夢は紡がれ託されました。
 小南もまた、長門、弥彦の夢を信じた者。弥彦が長門に託し、長門がナルトへその夢を託したのなら、自分もナルトを信じるといい、二人の亡骸を持ち去っていった。


 里の英雄となったナルト。里のみんなが彼の帰りを待っていて、彼を称えてくれました。そして昔から彼を知る人たちは、より一層彼を褒め称えてくれた。彼が背負ってきたものの重さ、歩んできた道の困難さ。それでもめげずに前へと歩き進み、夢を見て、託されてきた生き様。忍道。まさに英雄と呼ぶにふさわしい存在になってくれていました(^.^)


 もうあわよくば最終回でも、と思えるほど素晴しいまとめあげとなっていました。この作品を見だしてほんと日は浅いものの、それでも胸打つ場面が多く、すっかりファンです。多くの人々に認められている作品であることの理由、実感できました。描こうとしているテーマや、ヒーロー像。仲間の大きさや、確たる信念の強さ。ほんと良かったです。

 彼にを待ち受ける戦いはまだまだ始まったばかり。これからも多くの感動をもらえると信じられます。ますます今後が楽しみになりました(^.^)


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2010-08-11
秦 基博


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