ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第9話

ただ一つの想い。


 テロメアの配下となっていたヒステリカとの一戦。当初はミナ姫の思惑通り、まんまと罠にかかってきたものの、最終的には化身して何とか会長たちを守りつつ、ヒステリカを倒すことが出来ました。けれどその化身すらがもう、作戦の範疇だったかのように、実に鮮やかに終幕となりました。


 会長とユヅル君とのご関係は、最終的には最後まで想いを捨てずに、互いが求め合い結ばれる結果となりました。あそこでユヅル君が受け入れたことには少し驚きはありましたが、彼も心の底では求めていたのは違いなく、形、行動として表わすまでの決断に躊躇があっただけかな。ましてや大好きなお姉ちゃんがヴァンパイアになってしまったのだから、ますます困惑したに違いない。
 でもヴェラさんのお話を聞いて、彼は決心していました。

 自ら進んでヴァンパイアとなり、ただの一度も後悔せず、すべてをミナ姫に捧げていたヴェラさん。それらすべてに「誇り」すら感じたからこそ、ユヅルちゃんは決断できたんじゃないかな。

 自爆テロについては、時勢によっては扱いにくい事柄だけれど、ダークサイドな世界観だから、うまくリアリティは欠けていたかな。

 そんな中での彦坂君。彼があの場で消える理由や意味は今の時点では見えませんでした。なんであそこで消す必要あったのかな、って。この、場面によっては脈絡なく、統一性もないままシンプルな展開に変わるところが、なんとも不思議です。どういう効果が得られるんだろ。


 やはり今回の一連のお話で喜ばしい点だったところは釘宮さんかな(^_^) 悪役は滅多に見たことがなかっただけに、新鮮さもあったし、もちろん見事に演じきられていたところが、なんか楽しそうにも見えて良かったです。やはり悪役の方がいろいろできるのかな。


 予告では由紀ちゃんの小説がご紹介w メイドさんがまた新たな形でご活躍の場をいただけた感じです。でも尺は変わらないw

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この記事へのコメント

J-YUN
2010年03月13日 14:46
今回は姫様の見事な一手ですね、相手の爆破方法を調べジャミングをかけ、会長が爆破代行する時もユヅルに説得させることで無力化 保護しさらに会長を殺害したと見せかけ実は偽装で向こうの支配から解放させるというテロ阻止、人質救出を同時に成功させた姫様の用意周到さは見事でした、彼女の一番恐ろしいところは王女としての力よりその卓越したカリスマ、洞察、戦略眼でしょうな、彼女は伊達に王は名乗ってないと分かる回ですな、いつもその小柄な外見ゆえ忘れがちになります(笑)。ただ反面完ぺきに作戦を成功した姫様とは対照的にクラスメイトを救えなかったことを嘆くアキラ、そんな彼をそっと抱く姫様が印象的でした。次回予告ですが毎度楽しいですな、DVDでおまけがあればいいのにですね。
2010年03月13日 19:00
ミナ姫は決して名ばかりの王ではないところが、カッコイイですね。女王自ら動くことで、統制を保ち、権限を見せているようでした。アキラ君だけが救えなかったんですかね。。ミナ姫の存在や、器の大きさも感じさせました。見た目は子供です(^_^)
 メイドさんたちの回が訪れて欲しいと思っていたんですが、もうさすがに時間がないし、無理ですかね。。DVDで収録とかされると困る・・・(^_^;)

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