灼眼のシャナS 第2話 「ドミサイル」

OVA 灼眼のシャナS 第2巻


 待望の2巻目。普通の作品なら、本当に「普通」のお話になって、それはそれで楽しめる内容になったと思います。でもこの作品は少し異なっていました。

 その"少し"は、たぶん"手間"をかけてくれているだけのことと思っています。この世界を十二分に把握できているからこその、構成。つまりそれは言い換えると"愛情"に等しいんじゃないかな。


 このところなぜか故意に、シャナから避けれている。そう思っていたヴィルヘルミナは、いつもの相談者である悠二君のお母さん、千草さんに相談しました。すると千草さんは、悠二君に訊いてもらえばよいのでは、とアドバイスをしてくれた。でも彼女が彼を介すことを良しと思うわけもなく、でもこのままの状況も避けたい一心で、渋々彼を巻き込み、シャナちゃんの尾行が始まりました。

 途中で勘の良い?悠二君が、もしかしたらみんながグルになってサプライズパーティーを開こうとしているのでは、と、気付く辺りがもうこの作品の好きなところです。そしてたとえそうだとしても、じゃあなぜ悠二君が一緒なのか、という疑問が解決しないところ、とその答え。ありとあらゆることに世界設定が巧みに干渉していて、、やっぱりこの作品は素晴らしいと思いました。


 大切な日。それはシャナがヴィルヘルミナさんたちの下へと来た日。彼女はその日が何の日かはわかっていなかったものの、ヴィルヘルミナが大切な日、と、言っていたことはずっとずっと覚えてくれていた。
 メリヒムさん、、もう・・・、記憶が・・・。大好きな作品なのだけれど、その情報量は半端ないため(言い訳)もう抜け落ち始めています・・・。TV版だけでも見直そう・・・。


 悠二君が一緒だった本当の意味は、今回のサプライズと関与していそうで、全く別の意図があってのこと。相変わらずうまく組み立てられているなあ、と、思いました。悠二君、後半はただ運ばれてただけだったのもおもしろかったですw


 変わった少年。

 それがヴィルヘルミナが悠二に対して出した感想で、これはこれで、後々に重要な関係形成にはなっているんだと思います。あのヴィルヘルミナが、という驚きは、もっと後になって実感しそう。

 いつも彼女は彼のせいでシャナがどんどん変わっていってしまうこと、離れていってしまうのでは、とも思っていたはずで、だからこそ、彼には冷たく、嫌っていました。そのことをシャナやアラストールたちは、決して良いこととは捉えておらず、今回の作戦で「二人での行動を」という目的を付加していました。幾分は効果が出たみたいで、シャナちゃん、どちらも大成功だったみたい(^_^)


 今回も大変楽しいお話でおもしろかったです。次はどなたがメインになるのか待ち遠しい限り。それまでにはTV版見直そう(^_^;)

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  • 灼眼のシャナS II 「ドミサイル」

    Excerpt: 第2弾。 第3弾は果たしてあるのかないのか。 感想、忘れておりました。(汗 全く・・・、信者として嘆かわしいことです。 では、いきましょう。 Weblog: マサのまったり日記 racked: 2010-03-28 21:01