機動戦士ガンダム00 第11話

　続く悪夢の連鎖。その鎖を断つために、己の過去と向き合うために、アレルヤ君が立ちあがります。

　彼が選んだ道、結果は彼自身は飲み込めなくとも、他人が、仲間がきっと認めて、慰めてくれる･･･。


　アレルヤ君が自分のいた機関がまだ存在することを、先の戦いで感じ確信した。
　調べたらすぐわかったのかな。ある、とわかってから叩くまでの道程が恐ろしく早いのだけど(^_^;)

　彼も、ソーマさんも造られし子供。未来を、しかも子供の未来を他人に造られるなんて、非人道でしかない。人革連の中でも、多くの人がそれを理解していながら、実験を続け戦場へと排出しようとしていた。
　アレルヤ君はもうこれ以上、そんな子供たちを増やしてはならないと、これを殲滅することをスメラギさんへ作戦を進言。さらに機関諸共、捕らわれている子供たちも殲滅しなくてはならない、と、もう一人のアレルヤ、「ハレルヤ」君は言い切る。

　まだ序盤といっていいこの11話目にして、このお話は今後を大きく左右するものになっていたと思います。思いたいです(^_^;) 重さを描くにはまだ揃っていない中で、敢えて先に見せることで得られることって、あまり利点が見えない。でも篩いにはかけられたかもしれない。むしろとりあえず描いて見たかった、ってにも見えるから相当微妙でした。


　アレルヤが自身で選んできたことはもちろん彼が。しかし自身では選ばなかったことは"ハレルヤ"が実行してきた。己の優しさをハレルヤ君に偽善と呼び捨てられ、哀れむことを自己への満足でしかないと罵られ、アレルヤは引き金を引いてしまった。。
　帰還途中、彼は顔は泣きながら、でも中はアレルヤ君になっているという、今後もこの二人の関係は続いていってしまうのだろう。どちらも自分には違いないんだろうな。


　ほんの少しの過去と、併せてこれまたほんの少しずつプロフィールが明かされていくのは意外におもしろいです。刹那君がわずかながら主人公ポイントにいてくれたことも、充分とはとても呼べたものじゃなかったけれど、前回よりはましでした。

　お話自体は悪くはなかったと思いましたが、何もこのタイミングでやるエピソードだったのか、と疑問でした。先を見ていけば、納得がいくところかどうか。。　普通ならもっと彼の過去を描いて、それで次回に、と。そしてできればティエリア君じゃなくて、刹那君と来てほしかったなぁ。

　そいえばティエリア君は例のシステムに入り込んでいました。色の瞳は何かと別モードを連想させます。


　あぁ、かなり無関係見えるルイスさんとサジ君のお話。毎回ちょこちょこ進めているようなんだけど、そんなことしなくてもいいからまとめて時間使った方が良い気がするんだけどな。何の効果も感じられないところがちょっと残念。。


　次回はかなり久々刹那君メインっ！ アザディスタンにて王女と再会してくれるかな。

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機動戦士ガンダム00 2