天元突破グレンラガン 第20話

 人々が求めていた力は戦う力か、それとも守る力か。
 その人々に対してアンチスパイラルが求めているのは、絶対なる絶望。

 新たにロンさんが導き出した結果から、月が衝突した場合、たとえ地下に避難していたところで一年は地球に住むことが出来なくなってしまうということがわかってしまった。つまり、アークグレンに乗れた生物しか救えないということ。また再び住めるようになるまで、宇宙で過ごさなくてはいけないということ。
 さらにさらにラストではメッセンジャーから、それすらもアンチスパイラルの予測範疇内だという絶望的メッセージが。。


 またロージェノムさんが出てきてしまいました。そろそろ彼も動き出してしまうのかな。。でも例え動き出したとしても何をするのか。彼だって結局はアンチスパイラルに勝てなかったんだから、ここまで来てしまった以上、まず逃れる、生き延びることを考えそう。


 地上を夢見て、天井のない、どこまでも天に続いている空を夢見て、シモンたちは地下の穴蔵から這いだし、そしてその夢、大空を勝ち取りました。けれどその大空にもまた、大きな天井が出来てしまった。ダヤッカさんの言葉は、端的ながら真実でした。


「救える命は救う」

 ロシウの決断は苦渋の選択だった。そうしなければ、助けられる人も助けられなくなってしまう。人類が滅亡してしまう。それが彼の想像していた「最悪のシナリオ」でした。
 全滅。確かにそれは最悪なシナリオであり、もう先がない未来には違いありませんでした。

 でもキタンはどうしても、それが唯一の道とは納得が出来なかった。

 彼らは始まりも、そして終わりもまた「グレン団」であることに拘りました。グレン団ならできること、グレン団だからできることが必ずまだあると。今回キタンがまさか!? というシーンもありどきどきでしたが、彼はきっと最後まで引っ張っていってくれると信じたい。彼もまた、カミナの遺志を継いだ正統なるグレン団の一員だから。

 そして彼はロシウからコアドリルを受け取り飛び立った。そのすぐ後、アークグレンもまた宇宙へ向けて飛び立ちました。

 ロシウたちだってまだ地上で助けを求めている多くの人間たちを見捨てることに対し、何も感じていないわけじゃない。

 「こうするしかない」

 彼らの気持ちはこの言葉で一つでした。。


 シモン君とヴィラルはまああーなるしかないなという落ち着きぶりでした(^_^;) かつての敵がが味方に。これだけでもう王道でありながら燃えます。なんたってあのヴィラル様で檜山さん。もう終わり際はきっと相当燃えるとしか考えられませんw シモン君を是非引っ張っていってほしい。彼もある意味、カミナの遺志を継いでいるといってもいいんじゃないかな。

 ラスト、ニアからシモンに伝えられたさらなる真実。まさに絶望といっても過言ではない彼らの徹底ぶりには隙がありません。そしてそこにライフル担いでやってきたのは最初のヒロイン、ヨーコ!


 揃ってきました。シモンの周りに人が(獣人も(^_^;) 徐々に集まってきている。彼はもう、一人で立ち上がることは出来ても、一人でみんなを守ることはどうしたってできない。彼には必ず助けがいるし、彼を助けようとする人も大勢いるはず。

 も、もうあと6話しか(>_<) 3部までくるともうなぁ、という懸念はあったのだけれど、実は一番ここが見たかったのかも、と思えてきました(勝手ですw)伝えてくれる作品が一番好きです。


 ヨーコちゃんの登場はこのまま物語を引っ張っていってくれるかなあ。それとも単なるきっかけになるだけか・・・。

天元突破グレンラガン2
天元突破グレンラガン2

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