がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 最終話

 卒業は別れでもあり、始まりでもあります!


 前回から既にもう何を求めることも、望むこともありませんでした。彼女たちはきちんと学生生活を謳歌し、無事に卒業式を迎えることに。
 それぞれの旅立ち。友と別れることがほぼ必然な学生生活に於いて、今生の別れと比べてしまえば、それはたいしたお別れにはなりません(^_^;) いっつも会っていた日々が、時々会う日々に変わるだけ。その変化は極めて大きく、環境が変わることでの心の変化は安易且つ効果は大きいことでもありました。だからみかんちゃんは決断をしたんだと思う。

 常に舞い落ちていたたくさんの桜がとても美しく、式後屋上へと集まっての反省会にて、後か後から零れ落ちていたみかんちゃんの涙はさらに美しかったです。ラストまでみかんちゃんを軸に物語を締めていったところもなんだかじーんと来る作りだったなぁ。彼女がこの生徒会で得たものを、ここで終わらせるんじゃなくて、きちんと次へ繋げる。その意思、「変わろう」とする思いは紛れもなくまなびちゃんたちから得た力であって、彼女に次の行動を起こさせた原動力となっていましたた。
 卒業後まなびちゃんはフリーターに、むっちーは実業団(ソフトだね)に、めぇちゃんは大学に(たかちゃんと一緒!)、ももちゃんもこれを機に専門学校へと転入。そしてみかんちゃんはアメリカへ。
 見事にばらばらになっていたのも、特にあの時代なら珍しいことでもなかったんだろう。さらにまなび兄がさりげなく教師になっていたのは間違いなく理事長の力かw

 どこもかしこも見ていてこそばゆい、眩しいシーンばかりでした。特にみかんちゃんを送りに行った空港での「GO!」のポーズとかもう特に(^_^;)
 彼女たちが過ごしたかけがえのない時間。振り返れば「あんなこともあったよねぇ」程度になっちゃうかもしれない。でも大事なのはたぶん何かを残すことではなくて、あの時間を過ごしたことそのもの。想い出も大事だけどやっぱり歩んだあの一秒一秒が一番だったんだろうな。
 選択の余地があるにも関わらず、敢えて学生という道を選んだまなびちゃんたち。その選択に後悔なんて微塵もなく、堂々と学生時代を過ごせていました。

 最後はOPのシーンに繋いでエンディング。ささやかな彼女たちの証(大げさw)でした。あの学園で過ごしてきたという実に他愛のない刹那ないたずら(^_^;)


 きらきらでわくわく。恥ずかしい台詞から始まったこの作品。とても自分にとっては眩しすぎる作品でした。でもおもしろかった。少し特殊な、でも将来本当にあってもおかしくない時代設定は現実味も多少ありました。学園生活を過ごさなかった大人たちの社会というもの、変革が望めそうではあった。でもここは、旧態依然と呼ばれるところではないと思いたい、信じたいところではありました。やっぱ学校で友達と会って遊べる時間って楽しいと思うから。

 この作品はCSでもやっていたので、そちらできっちりとDVDへ保存中! もしまた見られるとしたらもっと笑いどころをの配分を増やしてくれてもいいかな。あとももちゃんの活躍の増加とか、対抗してめぇちゃんライブとかw とても楽しい、見ることができて良かった、眩しい作品でした。

がくえんゆーとぴあ まなびストレート! STRAIGHT1 期間限定版
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