フルーツバスケット 最終巻

 倖せを。

 終わってしまいました。書いている内容が前回のとまるかぶりになるんだけどw とうとうおしまい。アニメで出会ってもう6年近く経っていました。こうして見事に、本当にきれいに終わってくれたのだからもちろん、決まり文句の如く「再アニメ化を」と願います。4クールでも終わるかどうか、だと思うけどうまくまとめてくれるといいなあ。

 最終巻となった今回、慊人さんと紫呉さんとのお話、透君と夾君の旅立ちのお話を軸に、呪いが解けたそれぞれの十二支のお話が少しずつ散りばめられていました。みんなが徹君と夾君の倖せを絶対と信じ、依鈴だけが認めない!と言っているところがキャラとして立っていたと思います。

 "皆がふと、君を想う"

 透君の無償の優しさと温かさはまさに"無敵"。彼女そのものから滲み出ている限り、それはずっとずーっと続くに決まっていてそこには確実に"永遠の倖せ"が約束されていました。二人にとって最大であり唯一でもある倖せが、本当に様々な苦難の末、偶然たどり着いた。たどり着こうとして、行動していたのは当たり前だけど、それがきちんと叶うかどうかは絶対、とはいえないからなあ。彼女に愛されて、彼女を愛せた夾君は神楽ちゃんの言うとおりに「絶対倖せにならなくてはいけない」義務とか運命が結びついているに違いないです(^_^;)


 個人的にちょっと意外だったのはお母さんの最期のシーンが、ここで描かれていたことでした。夾君へ遺した言葉の本当の意味が綴られていて、ここはあってもなくても良かったかな、と思いました。早い話、ファンは「描いてくれなくてもわかった」ところではあったのではないかなと(^_^;) もともとから描く予定だったのかも。


 あとは唯一倖せには拒まれそうだった慊人さんが、無事、ぐれさんと結ばれていたところでした。歳とかなんかぜんぜん関係ない。自力で乗り越えられないと思っても、手を差し伸べてくれる人がいて、その手を何にも顧みず、恥ずかしがらずに手を取れるか否か。その手から、未来が拓けると理解さえ出来れば、人はどんなところからも立ち上がれるのかもしれない。



 本人の意識はなくとも、透君は多くの人たちを救ってきていました。言って欲しいことを言ってくれる。それが彼女の最大のステータスだったんじゃないかなあ。理解できるところは彼女の言葉で伝えてくれるし、理解できなかったことも、やっぱりきちんと彼女の言葉でそのことを教えてくれる。最悪言葉が出てこなかったときはとりあえず行動だけ取る(^_^;) 多くの人に倖せをあたえてくれたのだから、やっぱり絶対に!彼女も倖せならなきゃです。


 とても長かったです。長くて当たり前と思えるほど彼女のお話は濃くて、多すぎて、それを全部乗り越えて、今に至っていました。出会えて本当に心から良かったと思える作品でした。心からありがとうといえる作品です。

フルーツバスケット 23 (23)
フルーツバスケット 23 (23)

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  • 高屋奈月「フルーツバスケット」23巻

    Excerpt: さて、「フルバ」こと「フルーツバスケット」、最終巻。私は途中から読み始めた。確か職場で借りて、まゆちゃん先生の番外編のようなところまでを一気読み。そこからはコミックが出るたびに。それも、もうないんだな.. Weblog: neverland racked: 2007-04-11 19:40