Kanon 第7話 「家出と仔猫の遁走曲 ~fuga~」
そしてその彼女が、この物語の一番手にもなってきました。
どうやら真琴ちゃんのお話が最初みたい。
少しずつわからないなりに動き出してきたようでした。
彼女の常識はどれもがとても無知であったり、
時には非常識をさらに超えたものだったり。
失われているという彼女の記憶にしたって
そもそも記憶があったのか、と思えてきます。
彼女が猫を歩道橋の上からただ何か物を落とすかのように
とても静かに落としたとき、彼女の頭には何が思い描かれていたのか。
どこにも常識、そもそも彼女の"考え"というものが
これまであまり見えてこなかっただけに、
あの猫に対しての彼女の考えは印象強く感じられた。
彼女の考え自体、決して正面から間違っているとは呼べないとは思った。
かといって歩道橋から落とすところに良い悪いは言うまでもないところ。
街の中で子猫一匹。確かにどこかで力なく倒れてしまうかもしれない。
それをただたまたま目が留ったからといって
それだけで手を差し伸べることが、本当の優しさがあるかと問われれば、
回答に困ることもあるのではないだろうか。
どちらがその猫にとって残酷か。それを決めるのは他人ではない。
可哀想だからといってその猫が本当に自身でそう思っているかなんて
誰にもわからないといって過言ではないし、かといって
本人の意志に全部を任せることでもなく、導いてあげる時だって絶対にある。
ただ一つ、決めつけて考えることだけは間違っていると思いました。
人には人だからわかる情があって、
それは優しさとも取れるし、残酷とも取れる。
真琴が言いたかったことがどういう事なのか
正直あれだけでは分かりませんでした。
けれど彼女が間違ったことをしていると認識していなかったことは確かで、
だから許せることとは決して思わないけれど、叱るところであり、同時に
彼女と話すべきところでもあると思いました。
あの猫と自分は一緒だったといっていた彼女のその言葉が
失われたといっている記憶にかかってくるのかなぁ。
祐一君が丘で彼女を背負ってきて、
家で改めて真琴に対して、ここがお前の帰る場所だと言ったとき、
彼女が受けたその衝撃は表情からして初めての経験と見えました。
彼女がいつものテーブルで見ていた祐一君たちの談笑。
それは彼女がいつも何気に見ていた光景だったのだけれど
その夜、彼女の目から見たその光景は確実に違って見えていた。
彼らは何よりも笑顔で、
その輪の中に自分も入っている、「入っていいんだ」
そう思っていたように見えました。
彼女が失ったのは本当に記憶だけなのか。
「お前は俺たちの家族なんだから」
何かまた一つ、スイッチが入ってきたと思いたいです。
細かすぎて全然読み取れていないことが悔やまれるし(^_^;)
ディスク飛んでとりあえず残していたやつ全部飛んで悔しい(>_<)
まだ買うかはわからないけれどとりあえずDVDは1巻だけ予約です。
来月分が終わる頃にはちゃんと判断できるところまでお話が進んで、
引き込まれていれば続巻は全部予約です。
祐一君が怒りながらご飯食べ終わって、
でかけてくる、って席を立ったとき、秋子さんが笑顔でした。
秋子さんはいつも何でもお見通しでした(^_^;)
実は今回から出てた方とかもいたように見えましたが
次回も真琴ちゃんが満載!彼女は、彼女は何者なのか。
その気配も秋子さんは知っていて、だから家に招いたんかなぁ。
この記事へのコメント